ちゃびーの小部屋

ちゃぶ台返し女子アクションと語る「女性らしく」から「自分らしく」へ

THE昭和なリセットボタン「ちゃぶ台返し」

大森の商店街で開催した「プレミアムフライデーちゃぶ台返し」のご報告です。

男性参加者率が高かった5月26日の会は、叫びの内容がいつもと少し違ったような気がします。

嫌なこと、めんどくさいこと、そんなものは全てちゃぶ台と一緒に返してしまおう!
明日からまた頑張ればいいじゃないか。

正に、そんな感じ。
ちゃぶ台を返してスッキリしたら、後で振り返って考えてみる、というスタンスのように見えました。さっぱりしていますね。

ということで、商店街の理事長さんも見にいらしたちゃぶ台返しは大森で大盛り上がり!

ちゃぶ台返しの前には、定番のメモ書きをしました。みなさん、ワークにも熱心に取り組んでくださいました。これは、叫んでちゃぶ台を返す前に自分の心の内を知るための準備運動です。自分の思いを書いたら、隣の人とシェア。話すことで、思いは更に整理されます。また、人の話を聞くことで気づきがあったり、疑問を持ったり、勇気づけられたりもします。

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「自分を大事に」ってよくいうけれど、一体自分は何が好きで、何に喜びを感じ、どんなことを大事にしたいんだろう……そんなことを少しの時間、集中して考えて、書き出してみます。すると、もやもやっとしていた思いの底にある問題が見えてきます。

自分が自分であるための阻害要因がそこに隠れているから、もやもやするんですよね。
問題が見つかったらそれを、ひっくり返してしまいましょう。「ちゃぶ台返し」という物理的な作業は、私たちを阻害する何か「問題」を取り除こうという行為のメタファーなのです。

書いて、話して、何かに気づき、場も温まったところで、商店街のアーケードにちゃぶ台を設置!いよいよちゃぶ台返しの時間です。

新調したばかりのちゃぶ台の上にはフェルトのお手製お茶とお煎餅を置き、雰囲気はお茶の間そのもの!みなさん、勢い良く返してくださいました。

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「書く」→「叫ぶ」→「返す」

頭と身体を動かすことで、心はリリースされていきます p<´━━━━`>q
そしたら、自分をもっと好きになることができますよ!

さあ、次の「ちゃぶ台返し」はまた大森でやります。

あなたも是非、いらしてくださいね。

 

ところで、この場所、アキナイ山王亭は、大森駅から一本道を真っすぐですが、駅前の神社周辺を散策するのも面白いです。

山王口を出て目の前の急な階段の上に、古くて小さな天祖神社があります。庶民の町と山王のお屋敷の間にある感じでしょうか。すごく狭くて足を踏み外しそうな石段を上るとちょっと暗い鬱蒼とした木々の中にお宮がありました。

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お参りをして奥へ出ると、駅へ戻る坂道に出ます。すると、神社側の壁に馬込文士村を紹介するレリーフが並んでいることに気づきました。道行く町の人達は気にも留めていませんでしたが・・

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明治から昭和初期にかけて文士や芸術家が多く暮らす街だったのですね。その中のひとつがこの女性文士達。片山広子宇野千代村岡花子吉屋信子佐多稲子です。

馬込文士村時代、それは女性活躍の時代でもあった」と記載があります。

そしてもうひとつは尾崎士郎宇野千代の図。「ふたりが夫婦だった頃・・」という記述には感心。恋愛にも自由に生きた千代さんの過ごした一時代はここだったのでしたね。

大森は、昭和初期に頑張っていた女性達に励まされる街でもありました。