アンのアロマ情報 <基本編> 3)香りと古代の歴史
こんにちは、AEAJアロマセラピーアドバイザーのアンです。
歴史上で最も古い発見として、ネアンデルタール人のお墓に残されていた
花粉の後があります。タチアオイなどの草花のものでした。
この時代から死者に花を手向ける習慣があったようです。
そして、紀元前3000年ごろのメソポタミアの粘土板に世界最古といわれる
薬の処方が発見されています。その薬効があるとされる植物には、現在でも
使用されるものが多く見られます。エジプトでは、「乳香(フランキンセンス)」
「もつやく(ミルラ)」など防腐効果のある植物を使いミイラを作っていました。
樹液から作るこの精油は、大変効果な貴重品として扱われ権力を持った人だけが
使う事が許される象徴的な香りとなりました。
古代ギリシャ時代になると、医学の父と言われる“ヒポクラテス”が登場します・
ヒポクラテスは、香油を使ったマッサージの重要性を説き、医療の手法や健康づくりにも用いたと言われています。
そしてその後のローマ時代。皇帝ネロの下で軍医として働くディオスコリデスは、旅をして薬物の実施研究を行い「マテリア・メディカ(薬物誌)」を著し「薬学の祖」と呼ばれるようになります。「マテリア・メディカ(薬物誌)」で、植物・動物・鉱物などの薬物を、その特徴や薬効によって分類しています。
こんなに昔から、私達の生活とアロマの関わりがあるんですね。
《Tea break》
ローマ皇帝ネロはバラが好き:
暴君でしられ皇帝ネロは、バラの香油を身体に塗らせたり、部屋をバラの香りで
満たしていたと言われています。
ストレスと緊張を和らげる効果で、戦いの疲れを取り除いていたのかもしれませんね。
アロマイベント(東京・新宿 17/8/26)のお知らせ
出典:アロマテラピーコンプリートブック
アロマテラピー検定