ちゃびーの小部屋

ちゃぶ台返し女子アクションと語る「女性らしく」から「自分らしく」へ

『惑う』私たち

皆さんはじめまして。ちゃぶ女メンバーの「むぎ」と申します。このブログも始まって半年近くになりますが、遅ればせながら私は今回が初投稿です…。

どうしようもないくらいの遅筆・筆不精な私、書く話題考えても悩んでばかりだったここ数ヶ月だったのですが、ようやく「書ける!」とスイッチが入ったような気持ちで、少しだけど一歩進めたかな、と思っています。

これを糧に頑張って投稿続けてまいりますので、ブログご覧の皆様、お付合いいただけたら幸いです。

 

今朝も何書こう何書こうとグルグル考えながら街を歩いてたのですが、ふと立ち寄った映画館で観た『惑う』がとても印象に残り、話題にさせていただきたいと思います。とても美しい映像を通して、家族、女性の生き方、などいろいろなことを考えさせられる作品だと思います。

舞台の中心は昭和50年代。雑誌編集の一線で活躍するかえで(演:中西美帆さん)は妊娠をし、ひとりで産み育てる選択をします。職場の上司からはこの大変な時期に何やってるの、もう辞めて、と言われ、帰省すれば世間体が、と言われ…。私も思わず涙と怒りがこみ上げてきました。でもこれが、当時の多くの職場や社会で普通にあったことなんですよね。

そんな状況でも前に進んでいくかえでの姿や言葉に本当に心を打たれ。今から40年近く前の場所に、現代の女性がそのまま現れて生きているような印象をおぼえました。

「この世に不可能という言葉はない」というセリフ。私の中にも本当に深く響きました。

「声を上げて社会を変えよう!」という思いを持って活動している私たちちゃぶ女ですが、メンバーそれぞれ、一朝一夕には変わらない社会の現状の前では「やっぱり変えるのは難しい…」と何度となく感じることと思います。

しかし、この40年を見ても、変わった・生きやすく働きやすくなった、と思えることはいっぱいはるはず。そこには変わってほしい、変えたい、という思いを持った人たちが無数にいて、声を上げる・活動することの積重ねがあったからこそなんだと思います。

少しずつでも良い方向に変わっていく未来を思い描いて、私たちちゃぶ女も、一歩一歩、取り組んでいきたいと思います。